社員レポート


営業部 草野 裕樹

6月レポート

 私の業務(仕事)は主として不動産の売買や賃貸を仲介することである。そこには多くの人が関わり、そしてそれに付随する多くの仕事が生まれてくる。人が住む、動く、移動するということは多かれ少なかれ仕事を生み、そこからまた多くの事象が生まれるものである。これを私はずっと繰り返してきた。もちろんこれからもそれは続いていくのだが、その中でいつも神経を使い、最新の注意を払いながら進めていくのが漏水や火災の後処理である。もちろん不動産売買や賃貸の処理についても充分な注意を払いながら進めていくのだが、それ以上に意識を集中しないとこれらのトラブルは意外なところから再燃して、それを収束させるのに3倍も4倍も労力と時間を費やすこととなる。しかも対応を誤るとお客様の矛先は自分に向いてくると同時に、お互いの信頼関係にまで不要な亀裂を生じさせることにもつながってしまう。

 実際問題として、これらのトラブル処理は誰も好きでやっていきたいということはないと思う。お客様が困っていることにお手伝いさせて頂くのは至極当然の業務であるし、私には豊富な経験と知識があるため的確でスピーディな対応ができる。知識も必要だが、実際必要なのはスピード感を持って誠意を尽くしながら物事一つ一つに対応をして処理していくこと。そしてそれらは決して適当にならず、確実に正確に処理していくことが必要なのである。一見無駄であったり、非常に遠回りな作業であってもそれは逆に近道であったり、傍目では分かりにくいような正答であったりする。そこが判断できるか否かで、スピード感の重要さや処理能力、処理の方法に差異が出て後々の処理がしやすく、かつ、正確さに違いが出るのである。

 ではこの処理をどのように進めていくのか。純粋にがむしゃらに話を聞き、御用聞きのようにしていくのは得策ではない。お客様からは真剣に話を聞いてくれる人だと一定の評価はあるだろうが、その後の処理が付いて回らず逆に不信感へと変わっていき大きなクレームへと変化する。正しいのは自分の能力で足りないようであればきちんと相談する、そしてお客様へのコンタクトを欠かさず取る。そして忠実に仕事を処理するということが大切なのである。決して面倒くさがらず、一つ一つ処理をする、それが一番の方法なのである。忙しいだけの仕事にならないように気を付けながら確実に進むことが重要なのである。