社員レポート


遠藤

「自然と災害」(11/15)

 今年の札幌は秋のはじめに、異例の「大雨特別警報」「避難勧告」が発令される事態を経験しました。低気圧の影響で大気の状態が非常に不安定となり、局地的な豪雨にみまわれたのです。
 土砂災害や河川の氾濫に最大級の警戒が必要という、未明からたびたび発信される災害エリア速報で睡眠もままならず、自宅マンションでは建物の受信ケーブルが落雷の被害を受けたため、TVニュースを見ることができず不安でした。

 ふと頭をよぎったのは直近の広島市内の土砂災害で、もしかしたら札幌市内でも同様の被害が起こるのかも知れないという恐れでした。

 道外のお客様からお見舞いの電話を多数いただきましたが、幸い当社関連の被害は特にありませんでした。
 河川の近くや土地の低いところではかなりの被害も出ていましたので、避難勧告も含め、早めの警報が大事だと思いました。

 自然と異常気象への畏怖をあらためてもつことになった矢先に、御嶽山の噴火により多数の登山愛好家たちが命を落とすことになってしまい、とてもショックを受けています。
 近年の登山ブームの影響で、若い登山者が多く見うけられるのにも胸が痛みます。

 道内にも要観察中の火山があり警戒レベルを数値で公表しており、私も活動中の樽前山に登ったことがあります。
 眼下に支笏湖を眺めることができるダイナミックな景観が魅力のコースで、気軽に登ることができるので軽装になりがちです。
 思えば山頂には噴煙が上がる溶岩ドームがありますので、噴火しないとはいえない山ということになります。

 先ごろまでの行楽シーズン中も、まだ捜索活動が続いていた御嶽山のことを思うと、自粛しようかと逡巡していた愛好家が多かったのではと思います。