社員レポート


営業部 原 琢

平成23年9月度レポート (2011/10)

 札幌では10月に入って気温が下がり、暖房が必要となってきました。
 北海道の冬は暖房機が必須ですが、それは大きく三つの種類に分けることができます。

 まず一つ目は「灯油」暖房機です。
 北海道のマンションの場合、マンションに大きなタンクがあり、そこから送油管で各部屋へ供給するのが一般的です。
 各部屋にメーターがついており、使った分だけ請求がくるので、自分で灯油を買ってきて部屋まで持ってくるという苦労はありません。本州から来られる方は、真っ先にこの点を心配されます。私も関西で比較的雪の多い地域に住んでいましたが、冬もエアコンでまかなっていましたので、灯油暖房機自体ピンとこないのも無理はないと思います。
 灯油暖房機のメリットとしては、暖房費が相対的に安いことですが、原油の高騰によりそれが逆にデメリットとなる場合もあります。

 二つ目は「ガス」暖房機です。
 ガス暖房機のメリットは空気がクリーンであり、また燃焼カスも少ないので灯油暖房機より比較的寿命が長いことです。
 デメリットとしては灯油に比べて暖房費が高いことですが、原油価格が上がればさほど変わらなくなります。

 三つ目は「電気(蓄熱式)」暖房機です。
 深夜のお得な電力を利用して熱を蓄え、その熱を利用して暖房をする仕組みですが、オール電化の場合に多いです。
 メリットは火を使わないので安全である、空気がクリーンである。構造がシンプルなので故障しにくい等です。
 デメリットとしては価格が高い、暑くても止められない(常に自然放熱しているのでオフにしても暖かい)、設置面積が大きく重たい等が挙げられます。

 それぞれの暖房機にメリット・デメリットがあり、どれが良いかは一概にはいえません。
 北海道の冬は非常に厳しいので、暖房機が故障すると入居者にとっては多大なストレスとなります。どの暖房でも定期的なメンテナンスをして、万が一故障した場合でも迅速な対応をすることが非常に重要であるといえます。