営業部 草野裕樹
今、当社では家具つき物件を増やし、今まで賃貸が決まりづらかった物件を成約に結び付けている。
賃貸物件には場所や築年、構造、間取りなどに恵まれた物件とそうではない物件に分かれる。この二者を賃貸の成約率にて比較した場合大きな差が出てしまうのは言うまでもない。通常、賃貸は、シーズン外は落ち着きを取り戻す傾向にあるが、前者はこのシーズン外の時期であったとしてもある程度の反響があり成約にも結びつき易い。一方、後者はシーズン中も成約には至らず長期空室に陥ることも珍しくはない。この際所有者は賃貸入居者がいないため管理費・修繕積立金はおろか固定資産税等も自ら支払う義務を負う。物件=商品があっても流通しない不経済が起きるのである。
そんな中、アパマンプラザは他社の行っていないサービスや競合する割合の少ない分野に対する開拓を模索し始めた。これが3月のはじめくらいからだったと思う。もちろん暗中模索で何をどうするかも手探りである。最初は手探りでもきっかけを掴むと効果は少しづつ出始めてきたと思う。「何もせず賃料ダウンよりも何かをして賃料アップをする。」
付加価値を付け成約を勝ち取ることこそ貸主と不動産会社が共に歩んでいくプロセスなのではないだろうか?
その方法・手段はその時期や社会動向でまったく異なってくるが何もしないでいることこそ自滅への一歩である。
もしこれが誰かの目に留まり読んでいただけるなら少し考えてほしい。
「何もしないで負けていくのと、何とかして踏ん張っていく」この二つがどれだけの差があり勝ち残る可能性があるのはどちらかということを。